トライもせずに犯したミス、それは汚いミスだ
経験的に、睡眠不足で疲れていると涙腺が弱くなる。
gmailで来たお勧め動画の一つ先のこれを見た。
ミラーニューロンが敏感に反応しちゃったよ。
スポーツの話題は、仕事のいろんな場面で使えるので、という大義名分をもって、いろいろ職場で雑談をするわけだが、サッカー好きの学生アルバイトが何人もいる。
そのうちの一人が、ドゥンガを知らないっていうんで、衝撃受けちゃいました。何年生まれ?そうか、それなら無理もないのか…。
家の中でうろうろしているうちに午前が終わっちゃいましたが、ふと、そうだ、やつにドゥンガの『セレソン』貸し付けようかと思い立ち、2階の本棚を探す。
サッカー関係の本、一時期よく買ってたんだなあと思い出に浸りながら、やっとのことで探し出す。
ちょっとめくって、読み返してみました。力強い言葉の数々だなあ。
目次をパラパラ見ていたら、「トライもせずに犯したミス、それは汚いミスだ」というところに目が留まり、そして、また顔の特定の箇所から水分がちょっこし出てきた。なんで?やっぱり疲れてんなあ。
気になって、本文に飛ぶ。なんと、そのページにはしおり紐(スピン)がしてあった。
P188~P189の途中まで、全部載せたいけど、長くなるので断腸の思いで抜粋。
常に勝者は敗者以上のものを、何か持っている。 技量や才能が同じレベルだとしたら、その何かとは、メンタリティー、考え方しかない。
多くの人が「私にはそんなことはできない」「それは難しい」と言うが、やってみてもいないのになぜそうと言えるのだろう。試してもいないのだから、当然それはできないだろう。簡単なことだったら誰でもやっている。
ここは最も好きなところだったな。
今でも「無理」とか言われると、ここに書いてあることを思い出して、私のストレスゲージが一気に跳ね上がる。
やってみてもいないのになぜそうと言えるのか!
ここまで来て、はたと思い当たった。引用省略した直前、やっぱり書いとく。
私はこれまで、私と同じ技量、才能のある選手に、勇気と意志の強さによって勝ってきた。たとえ技量や才能で劣っていたとしても諦めず、そんなときこそ確固たる意志の力を信じてきた。
私が本田圭佑に惹かれるのは、まさにこうした選手だからだ。それはワールドカップ開催直前の特集番組で知ったにわか知識かもしれないが。
日本がワールドカップで優勝とか、『キャプテン翼』の世界ならばともかく、身の程知らずにもほどがあると客観的には思うのだが、しかし、待てよ、プレーヤーとしては、それが正しいメンタリティなのではないか。
勝ち点1という結果しか出なかったのが本当に残念でならない。
ギリシャ戦の後、本田選手がインタビューで「ここまできたら、応援してきてくれたファンのためにも」というらしからぬコメントには、ああ、そこまで追い込まれているのかあ、とがっかりした。
「まだきまったわけじゃないし、優勝目指してやってるんだから、こんなところでつまずいてはいられない。確かに自力での突破はないけれど、次は何が何でも勝つ」
くらいのことは言ってほしかった。インタビューを全部見たわけじゃないので、言っていたのかもしれないけど。
決勝トーナメントに進めたとしても、日本の試合は1試合多く観られただけだろうなとは思ってるけど、とにかく、結果が出なかったことは本当に残念だった。
今読み返しても、日本、何も変わってないなというところもある。
まさかまだ続いているとは思いませんでしたよ…。
追記 (2014.7.5)
今、新しい記事を書くためにここにやってきて、上の文章を眺めたら、ニューロンには自動でリンクが張られているがミラーニューロンには張られていなかった。
私がミラーニューロンという言葉を初めて知ったのは、以下の本。あんまり売れてないみたいだけど、すごくいいので。
- 作者: マーク・ゴールストン,青木高夫
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2012/05/14
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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