無為♪皆♪混沌の場H

~感じる言葉、考えるアッシ~

男は素材至上主義

 

出版されてすぐだと思うが、ぱらぱらっと立ち読みして、感銘を受けた。そう、それ!と見事なキーワードだと思った。…その割には、正確にキーワードを覚えておらず、今日に至ったのだが(汗)。その一言だけで、この本買おうと思ったけど。でもまあ、私が買ってもなあと。

 

男は、素材重点主義!と私は覚えていた。てへぺろ。「男は素材重点主義」でググっても一向に似たような記事が出ておらず、そんなにこのキーワードは無視されているのかと気になった。で、急に寒くなった中、ようやく今日立ち読みに行って同じ本を探してきた。

 

正しくは、

男のコは、仕立ての良さより、素材の良さ至上主義

だ。いかんせん短期記憶が弱い男なので、何度も何度も反復し、本屋出てすぐにメールに打ち込んで送信したよ。そこまでやったので、もう家に帰ってからも送信したメールを見ることなく、覚えていた。試験前にカンニングペーパー作ったら、本番で使う必要がなくなった、というあれといっしょだな。

 

で、検索してみましたよ。「素材の良さ至上主義」で。あれ、出て来ない。「仕立ての良さより、素材の良さ至上主義」で検索。そしたらね、すれ違いざまに恋に落とす - Google ブック検索結果しか出てこないのよ。しかも、これだと、おれ、なんのために一生懸命覚えてきたんだよ、と思った。

 

まあ、それはともかく、この本に書いてあることは、男のツボ(というと男にもいろいろあるでしょとか、アナタの周りだけでしょとか、いろいろ思われるので、いいですよ、オレに置き換えてもらって)が書かれている。著者の神崎恵さん、よく研究されてますね!相当いろいろな男の人に話を聞いたはず。

 

神崎恵 オフィシャルブログ powered by ameba

 

すれ違いざまに恋に落とす

すれ違いざまに恋に落とす

 

 

アマゾンのレビューに目を通すと、案の定の二極化評価。一部の女の人に反発食らうのは予想通り。著者も編集者もきっとそれはわかってんだろうな。

 

「素材の良さ至上主義」で検索しても、似たような記事が出て来ないところ、この言葉、スルーされちゃってるのかなとちょっと危惧してる。この本には、男が声を大にして訴えたいことがいっぱい書いてある。そう、それだよ!と。もちろん、細かく見れば、私もそれはちょっと違うなというところもなくはないと思うが、大筋はそのとおりだ。

 

試しに、周りの男の人に聞いてみるといい。この本に書かれている男のツボがあてはまるかどうか。本音を言ってくれる男じゃないとダメだけどね。そういう関係が、作られているかがどうかが大事だけどね。

 

私は男と女の違いというものにものすごい興味がある。男女雇用機会均等法が施行されるというようなことを知ったのは、高校生のときだった。同世代のリベラルな男性は、男と女の違いについて語りだすと、「それは個人差じゃないですか」と言ってきたりする。実は私もそう洗脳されてきたこともあって、しばらく男女差でものを考えることに反発すらしてきた。

 

今はどうかというと、ヒトとして大部分に男女差はない。その前提の上でどこにどう男女差があるのか、そしてそれはなぜなのかということに興味がある。

 

なぜ差があるのかの根本原因は簡単で、すべて生殖のため。そもそもオスとメスに分かれているのは、生殖のためであるから。あとは、それがどう派生して影響を与えていくかを解きほぐすだけ。これがめちゃくちゃ面白い。そして、ついでに言うと、それらの結論が仕事でも家庭でもめちゃくちゃ役に立つ。

 

さて、『すれ違いざまに恋に落とす』に話を戻す、というか話を絞ると、「男は素材至上主義」、このことが私の周りの若い女の子に聞いても、驚くほどわかっていない。

 

ここから先はしばらく、私の好き嫌いを書こう。それなりに普遍性はあると思うが、さすがにいろいろな周りの男に聞いたわけではないので。それに、女の子のいる前でこの話をしても、独身男は気を遣って本当のことを言わない。気を遣うというより保身のような気もするが。

 

さあ、いきますよ。途中で腹が立って、最後まで読みきれない女の人もいるでしょうね。

  •  ネイルアートは嫌い。確かにそこだけ切り取って見ると、きれいだね!と思うことはあるが、そんな部分だけを見て、その女の人に好感を覚えることはまずない。唯一許せるのはナチュラルな透明度の高いマニキュア。許せるというより、それだけに惹かれる。思わず手にとって見たくなる。緑とか黒とか健康な爪にはありえないようなマニキュアは最悪。魔女ですか?
  •  茶髪嫌い。似合う人は確かにいる。ただ、私の知るかぎりそういう人も茶髪を黒髪に戻すと見違えるほど良くなる。
  •  髪で大切なのは、艶。ぱさついた茶髪は最悪。ヒトとしてありえない色の髪はもはやお人形。女としての魅力を感じることは100%ない(あくまで見た目での話)。少なくとも私はサイボーグフェチではない。フィギュアに興味もない。
  •  口紅はどぎついのはパス。ただし、たまに濃いのが似合う濃い顔の人はいる。口紅もやはりナチュラルな薄いのがベスト。テカテカしたのは反則。あれはつい目がいく。ぬれたおまんこに脳みそがつなげてると思う。
  •  ストッキングははいているとわからない肌色のものがベスト。街中で何度騙されたか(笑)。黒は、黒いスーツとセットならば、まだあり。他の色は、あなたの良さのすべてを台無しにする。柄はすべてダメ。ただし、まれに柄でもエロい人はいる。あくまで想像だが、肌色にしたらもっとヤバイだろう。
  •  マスカラ、つければつけるほど逆効果。つけてるか分からないくらいなら良い。
  •  顔の化粧、濃ければ濃いほどマイナス。薄ければ薄いほどプラス。

ポイントは、「素材至上主義」ってことです。あなたの健康度そのものを見ている。これいうとセクハラって言われることもあるんだけど、あなたの体そのものを見ている。体そのものの良さを引き立たせるものに惹かれるが、本来持っているヒトとしての体の良さを消してしまうすべてのものに嫌悪感を覚える。

 

ファッションセンスなんて見ていない(まあ、これは見る男の人も一部いるでしょう)。女同士だと女らしいファッションの細かい気配りというのも重視されるようだが、男はそんなところ(おそらくたいていは)見ていないし、そんなところで気配りは評価しない(気配りを気にするなら気品を感じられる言葉使いに少しでも注意することだ)。

 

なぜ「男は素材至上主義」か。答えは簡単。すべてはセックスにつながるから。別に片っ端からこれはと思う女のヒトに声をかけて、セックスにつなげるわけではない。ただ、本能的に女の人を見たら、女の人のあちこちを一瞬のうちにチェックしてしまうわけですよ。

 

ネイルアートを見たときの私の嫌悪感は、そんな本能の表れだと思う。健康度チェックを無意識のうちにしちゃうんだろうな。ちなみに、がさがさの爪もがっかりします。

 

「男は素材至上主義」という常識が女の人に広まり、それに磨きをかけるというあるべき姿に進むことを切に願います。

 

この話題は、手を変え品を変え、今後も何回も出てくるでしょう。書きたいことが全然かけてないわ。とりあえず、この本もお勧め。

 

文庫 人間の性はなぜ奇妙に進化したのか (草思社文庫)

文庫 人間の性はなぜ奇妙に進化したのか (草思社文庫)

 

 単行本だとこれだよ。

 

セックスはなぜ楽しいか (サイエンス・マスターズ)

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